03.プロジェクトリーダーの仕事

これはRingletにおける実例であり、
唯一解というわけではありません。
こういう例もあるよ、くらいに受け取って下さい。

お一人でストーリー、グラフィック、音楽、
プログラム、広報をこなす方もいらっしゃいますが、
ほとんどの場合、ゲームはチーム作業になると思います。

チーム作業になると、
どうしてもリーダーが必要になってきます。

たいてい絵かストーリーの方がリーダーになると思いますが、
(「プログラム、音楽さんがリーダーになる」
という話はあまり聞いたこと無いです)
分担は、それほど大きな問題ではないでしょう。

強いて言えば、
初期においてイメージを伝えやすい絵の方が、
意志疎通は図りやすい気がします

さて、リーダーのもっとも大事な仕事は、
「他のスタッフさんと仲良くすること」だと思います。
その次が「サークルに関する雑務」でしょうか。
要するに、リーダーには自分の分担にプラスして、
「他のスタッフさんとの調整連絡」が追加されるのですが、
これは想像以上の労力を必要とします。

コミュニケーション力も必要なのですが、
時間が取られるんですね。
適度な雑談は間違いなく作業効率を高めると思いますが、
時々は自制する事も必要になります。
そして、時間が取られると、
自分の作業に割ける時間は相対的に減少します。

他のスタッフさんにハッパをかけるにしても、
自分の作業が進んでいないと強く言えませんから、
ジレンマに陥ることが多いかもしれません。
また、他に檄を飛ばしてくれる人はいませんので、
自分でモチベーションを上げなければなりません。

スケジュール通りに進まないスタッフさんに、
文句を言いたくなる時もあると思いますが、
大体、(自分も含めて)人間というものは、
ギリギリにならないと動けないので、
最低限、自分の分担は終わらせてから言いましょう。

「あいつはもう終ってるんだから、そう言うのは当然だよな」
という風に思ってくれないとダメだと思いますね。

ある程度スタッフさんの善意や相性、
もっと言えば運に寄るところもありますが。

と言うことで、
リーダーに重要なモノは、忍耐力とコミュニケーション力、
一人でもテンションを持続できるパワーでしょうか。

もちろん、きちっとした金銭契約が行われている場合は、
この限りではありません。
対人関係でごたごたしたくない場合、
金銭で解決するというのは悪くない方法だと思います。

 

けれど、(経済的活動ではなくて)
同人という趣味の世界なのだから、
仲良く出来たらいいんじゃないかなあ、
と個人的には思うわけです。